今後、堀川遊覧船での実証実験を、どのように活用していきたいと考えているのか?
堀川遊覧船に電動推進機プロトタイプを搭載し、実際の運航に供しながら商品性を検証する実証実験は2023年8月から開始され、まずは関係者を中心に乗船が続き、第2ステップとして10月22日と29日には、松江市民を対象にエンジン船外機と電動推進機プロトタイプの乗り比べ体験会を実施した。
上定市長は「松江がクリーンで、脱炭素の方向に向かっているということを、この実証実験を通して市民と共有し、サスティナブルツーリズムの先進例としてインバウンドに訴求していきたい」、花形部長は「堀川遊覧船の電動化を契機に、他の観光モビリティでも電動化を進めて、将来的には松江市全体でカーボンニュートラルを達成させたい」と実証実験がもたらす効果に期待を寄せた。
水上でのカーボンニュートラルに向けて着実にステップを踏んでいる電動推進機プロトタイプの実証実験。次回は電動推進機乗船体験会に参加した市民モニターの声を届ける。
サスティナブルツーリズムの先進例として訴求していきたいと語る上定市長の視線は、常に一歩先を見ている