- 分布
- 北海道南部から九州にかけての全国沿岸部。
- 大きさ
- 胴の長さがメスは20~30cm、オスは30~40cm前後。
- 釣期
- 10~翌年5月ごろ。
- 棲んでいる場所
- 水深100~200mの砂泥底の海域。
- 生活史
- 普段は沖合いにいて、砂泥の海底から10mほど上を群れで回遊している。秋が深まるにつれ、産卵準備のため沿岸へと向かい、冬から早春にかけて浅場で繁殖活動を行なう。寿命は1年である。
- 特徴
- 槍のように尖ったヒレを持つのが名前の由来。オスのほうが大型で、メスはややずんぐりした体型になる。
主食は小魚で、腕で抱きつくようにして捕食する。スルメイカよりも腕が短いので、小ぶりのエサを好む。
- 主な釣り方
- 冬の沖釣りの人気ターゲット。ドウヅキ仕掛けに小魚を模したプラヅノを数個セットして、海底付近でシャクりながら誘う。時期によっては岸からねらえる地域もある。
- 美味しい食べ方
- ヤリイカは身質が柔らかくて甘みがあり、極上の刺身になる。焼き物、干物も美味しい。子持ちのメスは煮付けがおすすめ。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。