北海道から南シナ海まで全国の沿岸に生息。よく釣れる季節は3~12月で、夏場が最盛期になる。背中は暗い緑色で側面は金色、腹側は銀白色。生活する場所によって色や体型が少し異なり、沿岸の岩礁に居着くタイプは体色が黄みがかっていて、比較的体高がある。一方、回遊型といわれるやや沖合に生息するタイプは、全体的に黒っぽく、体型も居着き型と比べて細長い。尾ビレの前には「ぜんご/ぜいご」と呼ばれるトゲのようなウロコが並んでいる。主なエサは動物プランクトンや甲殻類、多毛類など。堤防で釣れるのは18cm前後が多いが、釣り場によっては尺(30cm)オーバーも掛かる。
口は蛇腹状になっており、一気に吸い込むようにエサを捕食する。この蛇腹状になった口は柔らかく、切れやすい。そのため、良型が掛かった時は無理せずにタモですくおう。