2024 CBR600RR用レーシングキット

レーシングキットは、幅広いユーザーがサーキットでCBR600RRの戦闘力を発揮していただくことを目的としたレース専用キットです。

HRC KITパーツイメージ

CBR600RRレースベース車に対してHRCキットパーツを組み込むことで、ストックレギュレーション及びスーパースポーツNext Generationクラスで競争力のあるレーシングマシンに仕立てることができます。

2024 CBR600RRにおける主な変化点
・フロントサスペンションの減衰特性、エア反力特性によるブレーキング時の安定性向上
・FIデータセッティングでは、パワーモードにおけるマップ形状の見直しと、スロットルグリップアジャスト制御を追加し、スロットル操作のリニアリティを改善
・コーナー立ち上がりでの点火カット制御を導入することで、旋回中の安定性と加速時におけるトラクションを従来モデル以上に向上
・新たに設定したスパークプラグにより中〜高回転域 全域における出力向上

※レースに参加される際には、各レースのレギュレーションをご確認の上、適切な仕様に変更しご利用ください。
※本キットパーツを組み込んだ車両及びパーツは保証の対象外となります。

PGM FIユニット

37100MKZR31_METER ASSY,COMB

前モデルに対しレース用の制御を大幅にバージョンアップすると共に、新規の制御機能を追加する事できめ細かいマシンセッティングが出来るようになり、サーキット走行での大幅なパフォーマンス向上を実現しました。


データセッティングツール

データセッティングツール
データセッティングツール

パワーキャラクターのマップ形状および開け口のセッティングを見直し、コーナー立ち上がりでの扱いやすさを更に向上。また、コーナー立ち上がりでの IGCFF(点火カット制御)を新規導入し、旋回中の安定性と加速時におけるトラクションを更に向上させることが可能です。幅広いライダーの要求と様々なシチュエーションに対応するセッティングができます。

ダウンロードはこちら

マニュアルはMotopubよりダウンロードが可能です。
https://www.hondamotopub.com/HRC


スパークプラグ

31911NLT000_SPARK PLUG

標準装備のスパークプラグに対し、6000rpm以上の回転域全域において、0.4%の出力アップとドライバビリティの向上を実現しました。


エキゾーストセット

EXHAUST SET_N1H_2021

オールチタン製を採用し軽量化に寄与。管径・管長の最適化によって低速域から高速域まで扱いやすい出力特性を実現しました。


クラッチスプリング

CLUTCH SPRING

スプリング材質変更により、高回転高負荷発進に対するタフネスを向上させました。


ラジエーター

大型ラジエター採用により、レーシングユースでのエンジン発熱量増加に対する水温および油温を適正化。量産車用部品に対してラジエター単体のコアサイズ比を+10%とすることにより、放熱量を最大5%向上しています。


スロットルセット/ウインカースイッチ

35135N1H003_SW UNIT, ST ENG STOP

スロットルセット(APSユニット+エンジンストップスイッチ)

CBR1000RR-R用のスロットルパイプ(53140-MKR-D31)と共に使用することにより、量産車仕様に対してハイスロットタイプ(74度→65度)となり、少ない操作で大きなスロットル開度を実現しました。より素早いスロットル全開操作や、伏せた状態での操作性向上の効果が期待できます。

ウインカースイッチ

各種スイッチにてカラー液晶メーターの操作をすることが可能です。また、ウインカースイッチやLAPスイッチの操作で、走行中すぐにレース用機能の有効化や解除ができます。


エアクリーナーエレメント

17210N1H000_ AIR CLEANER ELEMENT_2021

量産車仕様に対し、エレメントろ紙を廃止し吸入抵抗を下げ吸気効率を向上させたレース専用のエレメントフレームです。


フロントフォーク

量産車に対し、よりサーキット走行に特化したセッティングのフロントフォーク。前モデルに対して、ブレーキ時の安定性を更に向上させました。スプリングレートの異なる3種類のスプリングをオプションとして設定しています。


リアクッション

量産車に対しピストンサイズを大きくすることで減衰の応答性を向上。 バネのスプリングレートは量産車より柔らかいものを設定(量産車は二人乗りを考慮する為固めの設定)し、さらに5種類のオプションスプリングを設定しています。


ダンパー

レーシングキットのメインハーネスおよびPGM-FIユニットを使用すると、量産車の電子式ステアリングダンパーのままでは減衰力が最弱位置に固定される為、レーシングキットのメカニカル調整式ステアリングダンパーまたは市販品を使用することを推奨します。


ブレーキ

45120MKZR01_45220MFJR21_FR,BRK DISK COMP
45104N1H000_PAD SET, FR
43105NL9C30_PAD COMP

レーシングキットのブレーキ部品は、発熱に伴う性能変化の低減とコントロール性向上を目的に開発しています。 フロントブレーキキャリパーはピストン材質をアルミから鉄に変え、さらにブレーキパッド裏面に取り付けられているパッドシムの形状を変更することにより、ブレーキキャリパー周辺の温度変化に対するブレーキレバー遊び変化を小さくすることで、熱的な限界領域でのコントロール性を確保しました。


Archive - アーカイブ